通信制大学に興味がある人ほど、こんな疑問を抱くと思います。
- 「通信制大学って本当に卒業できるの?」
- 「働きながらでも続くの?」
- 「レポートが難しいって聞くけど、どれくらい大変?」
私は実際に8年間も通信制大学に身を置き、何度も挫折しかけながらも卒業ラインに到達したタイプの人間です。
結論から言うと、通信制大学は「誰でも卒業できる仕組み」にはなっていません。むしろ、脱落率は平均でおよそ90%。残る10%だけが卒業まで到達する世界です。
ただし、これは「特別な人が卒業する」という意味ではありません。
8年間やって、本気で実感したのは、
ということです。
この記事では、私自身の8年間の体験をベースに、
- 通信制大学の卒業率が低い「本当の理由」
- 多くの人が挫折してしまう背景
- 学力よりも重要な「続けられる人の条件」
を、遠慮なくハッキリ書いていきます。
通信制大学の現実を、あなたが「最初から理解した状態」でスタートできるように、全力でまとめました。
通信は“続けられるかどうか”が9割なんだにゃ。先に覚悟しておくとあとがラク
わたし、レポートとか無理かも……。でも、続けられる人って特別なんだろうか?
通信制大学はなぜ「卒業が難しい」と言われるのか
まず事実から触れます。
通信制大学の卒業率は、平均10%程度。つまり脱落率は約90%です。
これは文部科学省の学校基本調査のデータから導かれている数字です。
もちろん大学によって違いはありますが、一般的には、
- 通学:4年での卒業がほぼ前提(卒業率80〜90%)
- 通信:卒業まで6〜10年かかるケースも普通
という世界になります。
脱落率が高いのは“能力のせい”じゃなくて“環境要因”なんだにゃ
そっか…!わたしがダメなんじゃなくて、仕組みが大変なんだね
では、なぜ通信はここまで難しくなるのか?
結論を先に言うと、
からです。
以下、順番に深掘りします。
卒業率の現実 ― データから見える「続かない構造」
通信制大学は、そもそも“続けづらい構造”になっています。
①働きながらの学習になる
多くの方は、フルタイム勤務。
帰宅は20時、そこからレポート……。
土日も予定が入れば勉強時間が確保できない。
普段の生活に、勉強時間を意識的に組み込まないといけません。
②スクーリング日程が固定されている
スクーリングは基本的に土日やGW、お盆などの長期休暇。
仕事の繁忙期とぶつかれば即アウト。
単位進捗が戻せなくなる人が多い。
スクーリング単位取得が必須の大学、遠方の人には大きな障害に……。
③レポートは最初の壁
文字数・書式・引用ルールなど、「書き方」がわからないまま提出し、不合格を連発して心が折れる人が続出。
レポートを書き慣れている人は少ないです。
そもそも文字を書くことが得意ではない人にはつらい……。
④周囲に相談できる人がいない
通学のような仲間がいない。
ノウハウを気軽に聞けない。
モチベが落ちたらそのまま沈む。
通信制大学は、制度的に「自分で調べる」ことが多すぎるんです。
この構造そのものが、卒業率を押し下げています。
周りに聞ける人がいないって、地味にツラいよね……
通学だと自然に“真似できるモデルケース”があるにゃ。通信は全部自分で取りに行く必要がある
多くの人が挫折する3つの理由
① 孤独。とにかく孤独。
通信制大学では、友達がいなくても卒業できます。
これは良い意味でもあり、悪い意味でもあります。
通学なら、講義のあとに周りの学生が自然と話す。
「単位取るならあの先生がおすすめ」
「このレポート、こう書けば通るよ」
こんな“自然発生的なノウハウ共有”が、通信には一切ない。
通信は、自分から動かないと、何も入ってこない。
孤独に強い人しか残れないのはここです。
② レポートの壁は、“書けない”のではなく“正解が見えない”から折れる
通学なら教授が授業中にヒントを出したり、隣の学生の書き方を見て真似したりできる。
通信は違います。
- 模範解答がない
- 添削者が何を求めているかわからない
- 書き方を学ぶチャンスも少ない
結果、レポートの不合格を連発し、心が折れる。
私が感覚としては、
という感覚は、まさに通信制の本質的な難しさです。
不合格が続くと、“何が正解かわからない地獄”に落ちるんだよね……
でもそこを“3割主義”で突破するのがコツなんだにゃ
③ モチベ低下 → 放置 → 再開できないスパイラルに陥る
通信制大学は、ペース管理をすべて自分でやる必要があります。
在籍していると経験をします。
- 仕事が忙しくてレポートに手がつかない
- 気づいたら1ヶ月、2ヶ月と空白期間ができる
- 不安が膨らんで再開できない
- 「まあ、来年でいいか」と後回し
通信制大学での最大の敵は、ブランクが巨大化して戻れなくなること。
通学だと授業は強制的に進むため、置いていかれても戻るしかない。
通信は、「戻らない」という選択肢が簡単に取れてしまう。
ここが脱落の大きな原因になります。
8年間続けてわかった「本当の壁」 ― 私のリアルな体験談
①最初の英語レポートで心が折れそうになる
英語の参考文献を読み、引用し、分析し……
書き方も構成もわからないまま提出。
当然のように不合格の連続。
「何が悪いのかすらわからない」という地獄を味わう。
②レポート不合格地獄
書き直しても書き直しても不合格。
大学によってはコメントも抽象的で、改善点が見えない。
“できない”のではなく、“正解が見えない”から迷子になる。
この感覚が続くと、心が折れるのは当然です。
③休むと戻れない
1週間休む → まぁいっか
1ヶ月休む → もう今期は無理か
半年休む → どこまでやったか思い出せない
1年休む → もうどうでもよくなる
通信制大学の恐ろしさは、やめる理由は無限にあるのに、続ける理由は自分で作るしかないという点。
続けられる人の共通点
卒業できる人を見ていて、また自分自身を振り返って、痛烈に感じます。
通信制大学を卒業できる人は、特別に頭がいい人でも、時間がある人でもない。
「考え方」に共通点がある。
① 完璧を捨てて“3割主義”でいく人
通信制大学には「完璧主義」が最も相性が悪い。
完璧を求めるほど、レポートの不合格やブランクに耐えられなくなる。
3割でいい。まず提出する。この姿勢が最強です。
② “情報を取りに行く”人
通信制大学は、通学のように情報が降ってきません。
自分から動けば、道は開けます。
動かなければ、ずっと暗闇のままです。
③ 優先順位を柔軟に変えられる人
必要なのは「途中でやめてもいい」という価値観。
通信制大学では、
仕事 > 勉強
家族 > 勉強
体調 > 勉強
となる場面が必ず来ます。
そのとき無理に突っ込むと、燃え尽きます。
こういう“引き際の判断”ができる人が、結局最後まで残ります。
まとめ ― 卒業できる人は、最初から特別な人ではない
卒業できる人は“特別”じゃない。考え方を変えられた人だけが残るんだにゃ
それなら…わたしもやれる気がしてきた!
通信制大学を8年続けてきて、私は確信しています。
通信制大学を卒業できる人=特別な才能を持つ人ではない。
「続けるための考え方」を持てた人だけが残る。
通信制大学は、学力の勝負ではありません。
これだけです。
逆に言えば、これさえ押さえれば、通信制大学は誰でも卒業できます。
「働きながらでも、何歳からでも、大丈夫」
あなたが本当に学びたいなら、通信制大学は必ず力になります。
そして、その道を歩む人を、私は心から応援しています。
よくある質問(Q&A)
Q1. 通信制大学の卒業率はどれくらいですか?
A1. 大学によりますが、多くは10〜20%前後で、脱落率は80〜90%に達します。
Q2. 通信制大学は働きながらでも卒業できますか?
A2. 可能ですが、自己管理と情報収集が必須です。計画よりも柔軟性の方が重要です。
Q3. レポートが通らない原因は何ですか?
A3. 書き方のモデルケースやノウハウが“自然に入ってこない”点が最大の理由です。


