辞めたい…でも辞めたら後悔する?
通信制大学にいると、一度はこう思うよね…
私も何度も思ったよ。でも、理由がわかれば対策できるはず!
通信制大学は「途中で辞める人が多い」とよく言われます。
実際、卒業率は10〜20%前後。
この数字を見るだけで、不安で心がざわつく人も多いと思います。
でも、勘違いしてはいけません。
途中で辞めた人の大半は、
“能力不足”でも“やる気がない”わけでもありません。
むしろ、
「続けるための情報が入ってこない」という構造的な問題があるからこそ、辞めてしまうのです。
私は慶應通信を8年かけて卒業しました。
その間、「辞めよう」と本気で思った日は、何度もありました。
だからこそ断言できます。
通信制大学は、正しい環境づくりと考え方さえあれば誰でも続けられる。
この記事では、
- 多くの人が途中で辞める本当の理由
- 私が何度も心を折られた具体的な体験談
- 続けられる人の条件
- 後悔せずに進むための考え方
- 辞めてもいいケースの見極め方
について、8年間の経験をもとに徹底的に解説します。
この記事を読み終えたとき、
あなたは「続けるべきか」「辞めるべきか」を迷わずに決められるはずです。
通信制大学はなぜ辞める人が多いのか
通信制大学の卒業率が低いのには、単なる「努力不足」では片づけられない理由があります。
まずは、その本質から見ていきます。
通信制大学の卒業率は、大学によって差はありますが、多くは10〜20%程度。
この数字だけ見ると、
「通信制大学って向いている人じゃないと無理なのでは?」
「やっぱり特別に頭のいい人だけが卒業できる?」
と思いがちですが、実は違います。
卒業率が低くなる根本原因は通信教育の“性質”そのものにあります。
通信独特の“情報の届きづらさ”は、多くの学生を苦しめる最大のポイントです。
まずは、この構造的な問題を押さえておきましょう。
①ノウハウを共有しづらいという構造
通学なら、授業のあとで自然にこういう会話が生まれます
でも、通信は違います。
待っていても、情報は降ってきません。
自分から取りに行かないと、永遠に孤独なまま。
- 情報が入ってこない(授業後の雑談がない)
- モデルケースが近くにいない(成功者を真似できない)
- ノウハウが共有されない(勉強法がブラックボックス化)
この“環境の差”が、辞める人を増やしている大きな理由です。
通学みたいに友達の真似ができないのがキツいんだよね
通信って、自分から動かないと何も始まらないにゃ…
通信でよくある挫折ポイントの多くは、実は同じ源泉から派生しています。
ここでは、その“連鎖”を整理します。
②孤独・レポート・モチベ低下は、構造の副産物
よくある通信制大学で挫折する3つの理由になります。
①孤独
②レポートの壁
③モチベ低下
でも、これらはすべてノウハウが共有されづらい問題から派生した“二次的症状”です。
- 孤独になるのは情報共有ができないから
- レポートが難しいのは書き方の例が手に入らないから
- モチベ低下するのは誰も鼓舞してくれないから
通信制大学は仕組みそのものが厳しい。
ただそれだけです。
ここまでの話を踏まえると、辞める人が多いのは単なる個人差ではありません。
その根底にある「1つの共通点」を明らかにします。
多くの人が挫折する“本当の理由”
では、辞める人が多い根本的な原因は何なのか?
「自分で考えて動かなきゃいけない量」が多すぎる
通信制大学は、すべてが“セルフサービス”です。
- 学習計画を考える
- レポートの調べ方も自分で探す
- 勉強仲間を作りたければ自分から動く
- 不明点を解消するにも自分で調べる
- モチベ管理も自分でやる
「大学で学ぶ」以前に、学習の環境づくりが難しいのです。
通学では授業に出るだけで良い部分を、通信は全部自分でカバーしなければいけません。
私自身も何度も心が折れかけ、辞める寸前まで追い込まれた時期がありました。
ここでは、実際に体験した“リアルな苦しさ”を共有します。
【体験談】私が何度も辞めたくなった瞬間
私自身、慶應通信で8年間学びましたが、心が折れた回数は数えきれません。
①とにかく最初が地獄だった:英語レポート地獄
最初にぶつかった壁は英語レポートでした。
慶應通信は英語が必修で、卒論指導の許可も英語単位が取得していないともらえません。
私は英語が最も苦手。
にもかかわらず無知だった私は、英語を“後回し”にしたのです。
- 7回連続不合格
- メンタル崩壊
- 卒論指導も遅延
- 「もう無理かもしれない」と本気で思った
もう泣きながらレポートを書いていました。
最終的には泣きの合格をもらったと言っても過言ではありません。
7回目の不合格、通知開く手が震えるんだよね…
うん…『もうムリだ』って一瞬で心が折れる
②単位が少し溜まるまでは、とにかく辞めたい気持ちが強かった
最初の1〜4年は、何度も辞めたいと思っていました。
心のなかで、
「単位は多くても1科目で4単位」
「卒業までは124単位」
「全然たまらないキツすぎる」
とずっと思っていました。
でも、80単位を超えたあたりでようやく「あと少しで卒業できる」という感覚が出て、モチベが上がるようになりました。
③放送大学の後輩の話:環境の違いが生む差
職場には、放送大学に行った後輩がいました。
- 入学後、半年で休学
- そのまま復学せず
- 「忙しくて時間が確保できない」と言っていた
私からすれば、その後輩は独身で時間の調整はつきやすく、「やればできる環境」だったと思います。
でも、通信の場合、誰も背中を押してくれない。
やるか、やらないか。
全部“本人の意志”に委ねられてしまう。
やれる人はやれるし、やれない人はやれません。
④通学・通信の偏見に対する私の本音
「通信制は楽」「通信制は通学ほど価値がない」
こういう人もいますが、私から言わせれば、
体験したことない人がよくそんなこと言えるな…と感じます。
慶應であれば通学も通信も卒業者である事実は変わりません。
どの大学でも言えますが、外野の意見は気にする必要は一切ありません。
卒業の大変さを知らない人には理解してもらうのは難しいと思います。
次は、私が8年間続けてわかった続けられる人の共通点をまとめました。
通信制大学を続けられる人の条件
8年間やって、私は確信しました。
通信制大学を続けられるかは頭の良さではなく習慣の強さです。
【条件①】少しずつでも継続できる人
・毎日1分でも机に向かう
・1ページでもいいから進める
・やる気がなくても“触る”
これができる人は続きます。
【条件②】自分で情報を取りに行ける人
- レポートの書き方を調べる
- 他の学生のやり方を研究する
- 学習の順番を工夫する
通信は“自走力”が最も試されます。
こういう「自分の頭で考えて動く力」が必須です。
【条件③】やめないと決められる人
- 途中で休んでもいい
- ペースが落ちてもいい
- でも、やめないこと
最終的に卒業する人は、ほぼ全員「気持ちで勝っている人」です。
続けられる人には、共通する考え方の癖があります。
ここで、今日から取り入れられる具体的な思考法を紹介します。
後悔せずに続けるための3つの思考
思考①:完璧主義を捨てる
- 1分だけでも良い
- 3割覚えたらOK
- やらなかった分を取り戻さなくていい
完璧主義の人ほど途中で燃え尽きます。
私は昔、
「今日は2時間勉強する!」
と決めてできなかったら、翌日から勉強をやめるタイプでした。
でも、途中から考え方を変えることで、続けることができました。
思考②:モデルケースを探す
- 大学のブログ
- X(旧Twitter)
- 合格者の学習記録
- 学習コミュニティ
通信では「真似できる相手」を探すのが近道です。
成功者のパターンを取り入れると、圧倒的に楽になります。
思考③:単位・学費を捨てる覚悟を逆に利用する
- これまで取得した単位がなくなる……
- 今までの学費を無駄にしていいのか。
辞めるのは自由です。
しかし、せっかく取得した単位や支払った学費を捨てても良いのか?
この「心理的損失回避」を逆利用すると、意外と継続力が出てきます。
ただし、すべての人が無理に続ける必要はありません。
ここからは“辞めても良い明確なライン”を整理します。
どうしても続けなくていいケース(迷わず辞めてOK)
通信制大学は誰でも続けられる仕組みではありますが、続けることが正解ではない状況もあります。
以下に当てはまるなら、無理せず辞めても構いません。
【ケース①】生活が破綻しかけている
・睡眠がまともに取れない
・家事・育児・仕事が回らない
・精神的に追い詰められている
・体調が明らかに悪化している
あなたの生活基盤が壊れかけているなら、それは学習より優先すべきサインです。
【ケース②】学習目的そのものが変わった
・キャリアの方向性が変わった
・大卒資格が不要な職種に移る
・資格取得や専門学校など別ルートが確実になった
目的が変わったなら、無理に続ける必要はありません。
【ケース③】学費の支払いが負担になっている
通信制大学は通学に比べて安いとはいえ、年間10〜30万円程度かかります。
生活費を削ってまで続けるのは本末転倒です。
【ケース④】最低限のレポート提出がどうしてもできない
人によっては
「調べ方がわからない」
「手を動かせない」
という段階で止まってしまうことがあります。
これは“意志の問題”ではなく、“今の環境と通信が噛み合っていない”ケースです。
こういう人は、無理に自分を責めなくて大丈夫です。
重要な真実
辞める=逃げではありません。
辞めた人も、次の道で成功している例はたくさんあります。
通信制大学はあなたの人生の“選択肢の1つ”であって、全てではありません。
最後に、8年かけて卒業した私が実感した「卒業してよかった」と思える点をご紹介します。
ここは、あなたが“続ける価値”を判断する材料にもなるはずです。
卒業して得られたメリット(実体験ベース)
私は8年間かけて卒業しましたが、今振り返って一番大きかったのは「履歴書に書ける確かな実績が手に入ったこと」です。
【メリット①】応募できる仕事の幅が一気に広がった
「大卒以上」「学士必須」の求人に、胸を張って応募できるようになりました。
選べる仕事の量=人生の自由度です。
これは卒業して初めて実感した部分でした。
【メリット②】学び切った経験が自信になった
通信は孤独で、誰も褒めてくれません。
だからこそ、卒業までやり切った事実は圧倒的な“自信”になります。
「8年間続けられたなら、これからも何でもやれる」
心の底からそう思えるようになりました。
【メリット③】学習習慣が一生ものになった
・毎日1分でもやる
・触れるだけでも前に進む
・完璧主義を捨てる
この習慣は、資格の勉強にも、キャリアにも、そのまま活きています。
学び直しの最大の価値は、実はここです。
【メリット④】学歴という一生残るパラメータが増えた
資格は失効するものもありますが、大学卒業という学歴は一生消えません。
履歴書にも、名刺にも、キャリアにも、ずっと残ります。
あなたの信用・評価を底上げする永久装備です。
通信制大学は難しく見えますが、正しい理解があれば必要以上に不安を感じる必要はありません。
最後に、ポイントを簡潔に振り返ります。
まとめ:通信制大学は“特別な人”だけが卒業できるわけではない
通信制大学で卒業できる人は、特別な人ではありません。
これだけです。
辞める理由のほとんどは環境要因です。
だからこそ、正しい環境づくりとマインドがあれば、誰でも卒業できます。
あなたが今どんな状況であっても、「辞めたい」と感じても、それは異常ではありません。
そこから一歩だけ踏み出せるかどうかで、未来は変わります。
あなたのペースでいい。
辞めたくなる日があってもいい。
それでも一歩進めたとき、通信制大学は必ずあなたの人生の味方になります。


