簿記2級の過去問を解いていて、

  • 何回も回しているのに点数が伸びない
  • 55〜65点あたりで停滞している
  • 勉強量は増えているのに、結果が変わらない

――これは、過去の私がまさに悩んでいた状態です。

ただ正直に言うと、
勉強している最中は「なぜ伸びないのか」までは分かっていませんでした。

合格して一息ついた今、当時の過去問や点数推移を振り返ってみて、

「あの停滞には、はっきりした原因があった」

と整理できるようになりました。

※本記事は、簿記2級に合格した後に、過去問演習期を振り返って整理した内容です。

結論:得意・苦手を明確にする

過去問の点数を伸ばすために本当に必要だったのは、
「全部できるようになること」ではありませんでした。

今振り返って大事だったと思うのは、次の考え方です。

  • 得意なところは、確実に取りにいく
  • 苦手なところは“捨てつつ5割”を狙う
  • そのための時間配分を先に決める

つまり、
得意・苦手を明確にしないまま過去問を回しても、点数は安定しない
ということです。

この記事では、
なぜ「得意・苦手を明確にすること」が重要なのか、
私自身の過去問停滞期を振り返りながら解説します。

過去問で点数が伸びなかった当時の勉強法

私は過去問演習が中心で、その中で、

  • 自己採点し、各問題の得点を記録
  • 問題ごとに「どこで点を落としたか」を書き出す
  • 得意・苦手を分類する

といったことをやり、得点の傾向を分析していました。

ただ当時は、

  • 全部できるようにならないと不安
  • 苦手を残すのは、確実に合格するには不足している気がする

という意識が強く、
分析はしているのに、戦略として割り切れていませんでした。

誤解しないでほしいのは、この過去問中心が良くないということではなく、
戦略的な分析が不十分だったということです。

過去問を回しても点数が伸びない理由

55〜65点で停滞していた頃の私は、

  • 全問題を均等に解けるようにしようとする
  • 苦手論点を完璧に潰そうとする
  • ミス=知識不足だと考える

という勉強をしていました。

でも簿記2級は、

  • 100点を取る試験ではない
  • 合格点は70点

です。
55〜65点が出せているなら、
あと5〜15点を得点できればいいので、
苦手論点に時間を費やす必要はありません。

「全部できるようになる」前に、
「どこで確実に点を取るか」を決めることが重要でした。

シロ

全部取ろうとすると、時間も気力も足りなくなるにゃ

私の点数推移と、当時の違和感

私は過去問集を4回以上解きました。

  • 1〜2回目:ボロボロ
  • 3回目以降:55〜65点が中心
  • たまに80点

80点を取れたときは
「もう大丈夫かも」と思えるのに、

次に解くと、また65点に戻る。

当時は理由が分かりませんでしたが、
今振り返ると、はっきりとわかります。

実力が安定していないというより、
戦い方が毎回ブレていたのでは?

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点数が安定しなかった正体は分析の間違い

簿記2級では、

  • 第1・第4・第5問が得点源
  • 第2問は難しく、最後に回す

というセオリーがあります。

私もこの方針で勉強していました。

しかし、点数が低かった回を振り返ると、
共通点がありました。

  • 得点源の1・4・5問でも苦手がある
  • 2・3問でも得点が高いことがある


つまり、

設問ごとに苦手を把握しており、
設問の内容ごとの得意・苦手の分析が不十分だったのです。

また、問題形式や回によっては
第2・第3問が相対的に取りやすいケースもあり、
それを見極めきれていなかったのも原因でした。

このため、過去問の点数が安定しない状態となっていました。

みけ

取れるところを落とすのが一番もったいないね

合格後に整理できた「得意・苦手」の考え方

合格後に過去問を見返して整理すると、
本当に必要だったのは、この切り分けでした。

設問ごとに得意・苦手を把握するだけではなく、
設問の内容ごとに得意・苦手を把握する。

そのうえで、

得意な問題

  • 確実に正解する
  • スピード重視
  • 満点を狙う

苦手な問題

  • 最初から満点を狙わない
  • 配点の5割でOK
  • 時間を決めて切る

「苦手は捨てる」と言っても、
完全放置ではなく「5割狙い」です。
具体的には部分点を狙いにいくことになります。

この割り切りができていなかったことが、
点数停滞の一番の原因でした。

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点数が伸びない時期は「戦略を見直す合図」

点数が伸びないと、

「まだ勉強量が足りないのでは?」

と考えがちです。

でも私の場合は、

  • 知識はある程度足りていた
  • 使い方が整理されていなかった

この状態でした。

55〜65点で止まるのは、
努力不足ではなく、戦略を組み直すタイミングです。

それでも点数が伸びないと感じたら

ここまで書いてきた
「得意・苦手を分ける戦略」は、
独学で合格するうえで十分に効果が期待できるものです。

ただ、すべての人が同じスピードで整理できるわけではありません。

目安として、

  • 数回分の過去問で点数が上下する
  • 停滞が1〜2週間程度

このレベルであれば、
勉強法や時間配分を見直すことで、
独学でも十分に抜け出せる可能性があります。

一方で、

  • 何週間も点数がほぼ横ばい
  • どこを捨てていいか判断できない
  • 過去問を回すほど不安が増える

こうした状態が続く場合、
問題は努力ではなく、判断の負荷にあります。

その場合は、

  • 解く順番
  • 捨て問判断
  • 合格点を取りにいく設計

が最初から整理されている講座を使うのも、
現実的な選択肢の一つだと思います。

まとめ|点数を伸ばすのは得意・苦手の考え方を変える

過去問の点数を伸ばそうとすると、

  • 知識を足す
  • 問題を増やす
  • 勉強時間を伸ばす

方向に行きがちです。

でも、合格後に振り返って一番強く思うのは、

点数を安定させるには得意・苦手を明確にし、
得意を伸ばし、苦手を補完することだった
という点です。

  • 取らない問題を決める
  • 使う時間を決める
  • 狙う点数を決める

得意は確実に、
苦手は5割。

この割り切りができたとき、
過去問の点数は、ようやく安定し始めました。

今、55〜65点で止まっているなら、
「もっとやる」前に、
一度「どう戦うか」を見直してみてください。