「やらなきゃと思ってるのに、やる気が出ない」
「体調がすぐれず、勉強どころじゃない日が続いている……」
社会人の学び直しは、仕事や家庭と両立しながらの長期戦。
やる気や体調の波に悩まされることは、誰にでもあります。
私自身も何度も心が折れそうになりました。
今回は、そんなときにどうやって乗り越えてきたのか、リアルな体験を交えてモチベーション維持のコツをお伝えします。
やる気が出ないのは当たり前。焦らない仕組みを作る
まず伝えたいのは、「やる気が出ないのはあなただけじゃない」ということです。
私も、やる気があるときと、ないときの波がはっきりしていて、特に疲れている時期やプライベートで忙しいときは、まったく手がつかないこともありました。
だからこそ、やる気がなくても“最低限これだけはやる”という仕組みを作ることが大切です。
たとえば:
- 朝起きたら机に向かうだけでもOK
- YouTubeで解説動画を1本だけ見る
- 問題集を1問だけ解いて終わりにする
やる気に頼るのではなく、「とりあえず体を動かしてみる」。
これが、のちの“復活”のきっかけになることが多いです。
体調不良のときは、あえて「休む」選択をする
年齢を重ねると、思っている以上に体が言うことをきかない日が増えます。
私も、30代に入ってから「なんとなく重だるい」「集中できない」日が多くなりました。
そんなとき、机に向かうのやっとで、いざ勉強となっても頭に入ってきません。
なので、「今日は休む」とあえて決めるようにしています。
勉強も大事だけど、健康あっての勉強にゃ!
休んでるの、サボってるって思わなくて大丈夫だよ〜!
ただ、休みが長引いたときの焦りはつきもの。
そんなときは、「一日の中で一番体調がいい時間帯だけ使う」ようにしています。
たとえば、午前中の頭が冴えているときに15分だけ問題集をやる、
夕食後の落ち着いた時間にノートの見直しだけする——
とにかく、短時間でも“やった実感”をつくることが、復帰の第一歩になります。
試験日が決まっているときはどうする?
資格試験のように「本番日」が決まっていると、休むことに対して特に焦りが強くなりますよね。
私も、試験日が迫っているときに体調を崩したことがあります。
「このまま合格ラインに届かないんじゃないか」「せっかくここまで頑張ったのに……」と、頭の中が不安でいっぱいになりました。
もちろん、合格するためには合格点まで到達することが必要です。
だから、試験直前期に体調を崩したときは、回復後に追い込みをかけることもありました。
ただ、これはあくまで“直前期”だからこそ取った対応です。
試験日まで時間に余裕がある場合に、「休んだ分すべてを取り返さなきゃ」と思うと、やる気が続きませんし、再度体調を崩すリスクも高まります。
私が実際に心がけていたのは、無理のない範囲で“体調を崩す前と同じペース”を再開するだけ。
「取り返す」のではなく、「立て直す」。そのほうが心も体もラクです。
あとからまとめてやろうとすると、プレッシャーで動けなくなるにゃ……
やる気が戻る“スイッチ”を用意しておく
やる気が戻るきっかけは、人によって違います。
私の場合、以下のようなことがモチベーション回復につながりました:
- ファミレスや図書館など、普段と違う場所で勉強する
- お気に入りのノートや文房具を使う
- YouTubeやSNSで他の学習者の様子を見る
また、意外と効果的だったのが、友達とごはんを食べることや、子どもと一緒に思いっきり遊ぶこと。
勉強から一旦離れてリフレッシュすることで、「またやってみようかな」と思えることが増えました。
がんばったあとは、ちゃんと楽しむのも大事!
モチベを維持するには「波がある前提」で動くこと
「毎日やる気をキープする」のは、ほぼ無理ゲーです。
だからこそ、“波がある”前提で、計画や行動を整えることが長く続けるコツです。
ただし、私自身は細かい勉強計画は立てていません。
なぜなら、どうせその通りにはいかないからです。
むしろ「計画通りにいかない」ことがストレスになりますし、計画を立てる時間すらもったいないと感じます。
私が意識しているのは、「ざっくりとした方向性」だけを持つことです。
たとえば資格試験を受ける場合:
- 試験日から逆算して、最低でも1週間前には合格点に届くようにする
- 最初の1週間はテキストを読み流す
- 次の1週間で過去問を解いて弱点を見つける(間違える前提で)
- 最後の1週間は“本番を想定した過去問演習”に集中する
このように、ざっくりと3段階に分けて考えるだけでも十分です。
そして、このざっくり計画すら遅れることを見越して、実際には必要期間+αで取り組み始めるようにしています。
たとえば3週間あれば合格点までいけると仮定したら、5週間前から着手する。
こうすれば、体調不良や忙しい時期があってもペースを崩さずに済みます。
計画倒れにストレスを感じるなら、最初から“倒れない計画”をつくればいいにゃ!
ゆるくてもしっかり届く、そんな道もあるんだね〜!
まとめ:モチベが落ちても「やめなければ前に進んでいる」
やる気が出ない日も、体調がすぐれない週も、学び直しの道のりにはつきものです。
それでも、やめなければ、確実に前に進んでいます。
- 少しでも体調がよければ、その時間だけ机に向かってみる
- やる気が出ない日は、5分だけでも手を動かしてみる
- 無理せず、自分のペースで立て直していく
この繰り返しで、私は何度も復活してきました。
止まってもいい、でも、やめなければ絶対にゴールに近づけるにゃ
焦る必要はありません。
ゆっくりでも、自分のペースで前に進めば、それで十分です。
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