慶應通信

【実体験ベース】通信制大学のメリット・デメリットをランキング形式で紹介!働きながら学びたい社会人へ

社会人として働きながら「やっぱり大学に行きたい」と思ったとき、最初にぶつかるのが「どうやって通うのか」という現実的な問題。

そんなときに選択肢として浮かぶのが「通信制大学」です。私自身、20代でフルタイム勤務&子育てをしながら、慶應義塾大学の通信教育課程に入学しました。

通信制大学は、決してラクではありません。でも、「難関大学で学ぶチャンス」「費用を抑えながら学び直しができる」など、一般的な大学とは違ったメリットがたくさんあります。

この記事では、実体験をもとに通信制大学のメリット・デメリットをランキング形式で紹介します。
「社会人が学び直す手段の一つ」として通信制大学を検討している方の、判断材料になればうれしいです。

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通信制大学のメリットランキング【TOP10】

第1位:難関大学に入学しやすい

私が通信制大学を選んだ一番の理由です。
慶應義塾大学や中央大学、法政大学といった難関大学にも、小論文の提出や書類審査のみで入学できる制度が整っています。
一般入試で入るには、何百時間もの受験勉強が必要。しかし通信なら、社会人でも到達できるハードルに設定されています。
「どうせ大学に行くならレベルの高いところに行きたい」——そんな希望を、現実的に叶えられる手段の一つだと感じました。

第2位:学費が安い

一般的な通学制大学と比べて、通信制大学の学費は圧倒的に安いです。
入学金・授業料を含めても年間数万円〜十数万円で済むところが多く、奨学金に頼らずとも自己負担で通いやすいのが魅力。
経済的な負担が少ないからこそ、「まずは試してみよう」というスタンスでも始めやすいです。

第3位:自分のペースで学習できる

通信制大学では、在籍期間内であれば自分のペースでレポートを出し、試験を受けて単位を取得していくスタイル。
私も子育てや仕事との両立で時間に限りがありましたが、試験前に集中して学習するなど、柔軟に調整できました。
ただし、レポートの提出期限や科目ごとの締切はあるため、完全に自由というわけではありません。

第4位:人生で一度は大学に行ったという自信になる

高卒で働いてきた私にとって、「大学生になれた」こと自体が大きな自信になりました。
「やっぱり学びたかった」という気持ちに蓋をしない選択をしたことが、今でも自分の中で意味を持っています。
結果的に卒業まで至らなかったとしても、取り組んだ時間は必ずプラスになるはずです。

第5位:仕事を辞めずに通える

これは本当に大きなメリットです。
通学制の大学では時間的な拘束が大きく、社会人には現実的ではありませんが、通信制なら仕事を続けながら学ぶことができます。
育児や家事の合間でも勉強を進められるので、「生活を変えずに学べる」のは社会人にとってありがたいポイントです。

第6位〜10位

6位:学び直しの第一歩としてハードルが低い
7位:大学名が履歴書に書ける(「大卒」と名乗れる)
8位:学費が少額なので心理的リスクも少ない
9位:卒業すれば学士が取得できる
10位:在籍中の自由度が高く、長期で調整可能

通信制大学のデメリットランキング【TOP10】

第1位:卒業までに時間がかかる

最低でも2年(編入)〜4年は在籍しなければ卒業できません。
短期集中型の資格とは違い、コツコツと積み上げる必要があります。
途中で仕事が変わったり、ライフスタイルに変化があると、継続が難しくなることもあります。
私自身も、思うように進まず焦る時期がありました。

第2位:「普通の大学生」ではない

キャンパスライフや講義形式の授業、サークル活動など、一般的な大学生活とは大きく異なります。
これは事前に分かっていても、実際に通ってみるとやはりギャップを感じます。
「大学ってこういうもんじゃないのか」と思ってしまうと、モチベーションを保つのが難しくなる場面もありました。

第3位:学友とのつながりができにくい

基本的には個人で学ぶスタイルのため、クラスメイトとの日常的な関わりはありません。
私にとっては孤独を感じる場面もありました。
ただ、スクーリングやSNSなどを活用すれば、自分からつながりを作ることは可能です。
主体的に動ける人には、それほど大きなデメリットにはならないかもしれません。

第4位:計画通りに進めにくい

通信制大学は自由度が高い反面、自分でスケジュールを立てて管理しなければいけません。
育児や仕事だけでなく、体調・メンタル面でも影響を受けやすく、うまくいかないことも多いです。
私も何度も「もう無理かも」と思う時期がありました。

第5位:スクーリングにコストがかかる(地方在住の場合)

大学によってはスクーリング(対面授業)への出席が単位取得の条件になっています。
私も地方在住なので、東京でのスクーリングには宿泊費や交通費がかかり、負担に感じることがありました。
スクーリングが不要な大学を選ぶか、回数の少ない学部を選ぶなどの工夫が必要です。

第6位〜10位

6位:入学はしやすいが卒業は難しい
7位:情報が少なく、学習の進め方が手探り
8位:スキマ時間の勉強だけでは乗り切れない
9位:途中で辞めた場合、単位が無駄になる
10位:社会的な認知度がまだ低め

おわりに:迷っているなら、一度やってみる価値はある

通信制大学には、確かにデメリットもあります。でも、「学びたい」という気持ちを実現できる環境としては、非常に優れた仕組みです。

実際に私は、20代で子育て中・フルタイム勤務という環境でしたが、通信制大学を選んだことで「大学に行きたい」という想いに向き合うことができました。

数万円〜十数万円の学費は必要ですが、それ以上に得られるものは大きいと感じています。

「やっぱり行っておけばよかった」とずっと気になっているなら、一度入ってみるのも経験のひとつ。
どうしても合わなければやめることもできますし、それもまた人生の選択の一部です。

自分の可能性を広げられるなら、「やらない後悔」より「やってみた経験」を取ってもいいのではないでしょうか。

あなたの学び直しの一歩を、心から応援しています。

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