【結論】無理して勉強しない。だけど「戻ってこれる仕組み」は作っておく
忙しい社会人が資格勉強を進めるうえで、体調不良や多忙で「続けられない時期」は誰にでも訪れます。
私も簿記2級の勉強中に仕事と体調の問題で一度中断しましたが、結果的に合格できました。
では、どこまで頑張って、どこから休むべきか。そして休んだ後、どうやって立て直せばいいのか。実体験をもとに、具体的な判断基準とコツをお伝えします。
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【背景】実体験:簿記2級の試験日を延期した話
私は簿記2級の試験を当初「4月25日」に受ける予定でしたが、「5月9日」に延期しました。
4月の人事異動で、係内のメンバーが半数入れ替わるという、毎年恒例の変化がありました。私は異動せず残った側だったため、新しいメンバーのサポートや引き継ぎ対応で連日残業。夜中まで働く日も多く、勉強時間の確保が難しい状況に……。
さらに4月中旬には、強いだるさと倦怠感に悩まされ、寝てもすぐに症状が戻る状態が10日ほど続きました。椅子に座ることすらつらく、当然勉強どころではありません。
このとき私は、試験を無理に受けても意味がない。体調優先で一度休もうと、すっぱり判断しました。
受験日って変えにくいイメージだけど、資格によっては変更できるんだね!
「体調>試験」!それで正解にゃ!
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【判断基準1】体調が明らかにおかしい時は、無理せず休む
「なんとなくだるい」レベルなら、少しずつでも勉強する価値がありますが、
- 座っているのもつらい
- 寝ても回復しない
- 気力がまったくわかない
こうした状態のときは、素直に休むべきです。
私はポリシーとして「体調が整っていない時は、学びも成果も出にくい」と考えています。
休むこと=悪ではありません。長い目で見れば、ここでしっかり休んだことが、後の回復と合格に繋がりました。
【判断基準2】「本当にやりたくないときは、やらない」
私は「本当にやりたくない」と感じたら、迷わずやらないと決めています。
でもこれは、ただの甘えとは違います。
- 「多少の不調」ならやる。
- 「続けられないレベル」なら休む。
この線引きを明確にしておくことで、「今日はやるべきかどうか」を冷静に判断できます。
実際、今回のように、座っているのもつらい状態では休みました。
ただし、
とズルズルしてしまうのは避けたいところ。だからこそ、「再開のしやすさ」も同時に意識します。
ずるずる休むのが一番危険にゃ……!
【再スタート】「5分だけやる」でOKにした
体調が落ち着いてきたとき、すぐに本格的な勉強に戻れたかというと、そんなことはありません。
むしろ、再開のハードルはかなり高く感じました。そこで私は、「1日5分だけでもOK」というマイルールでスタートしました。
最初は5分。 それができたら10分。
こうして少しずつ勉強習慣を取り戻していきました。
焦って「これまでの遅れを取り戻そう」と思うと苦しくなるので、無理せず“習慣の再構築”を優先しました。
再開が怖くなった時に、どう乗り越えるか
正直、再開のハードルって「時間」や「体力」だけじゃなくて、「メンタル」の部分が大きいと私は思っています。
といった気持ちになることもありますよね。
そんな時は、「過去の自分に優しくする」ことが大事です。
むしろ、一度止まってもまた戻ってきたこと自体がすごいんだと、自分を認めてあげること。それが、前に進む力になります。
戻ってきた自分、よくやったにゃ!それだけで花マル〜🌸
【成果】結果的に合格できた
再スタート後は、過去問を中心に学習を進めました。
合格基準には十分届いていたものの、結果はギリギリ。やはり無理して受けていたら、不合格だったかもしれません。
それでも、
- 健康を優先した
- 中断を恐れず休んだ
- 小さく再開した
この判断は、今振り返っても正しかったと思います。

補足:ここ一番で力を出すときもある
とはいえ、「どんな時も無理せず」ではありません。
私自身、**「どうしても取りたい資格」や「後がない勝負の試験」**では、
という時期もあります。
でもこれは、短期集中&ラストスパート限定。
毎回これをやっていたら、燃え尽きてしまいます。
だから、普段は「なだらかに、時々ガッツリ」くらいのメリハリを意識しています。
人と比べて焦ったときは、どう乗り越える?
SNSやブログで「1カ月で合格しました!」という声を見ると、焦ることもありますよね。
でも、
そんなとき私は、「比べるのは他人ではなく、昨日の自分」だと考えるようにしています。
一歩でも前に進めていれば、それで十分なんです。
比べるのは他人じゃなくて、「昨日の自分」。この意識があると、心がグンと楽になるよ。
忙しい社会人こそ、こう考えてほしい
資格試験を受けるとなると、つい「毎日やらなきゃ」「完璧に仕上げなきゃ」と思ってしまいがちです。
でも現実には、
こういったことはよくあります。
だからこそ、「柔軟に休んで、また戻る仕組み」を持っておくこと。
これが、社会人の勉強を続ける最大のポイントだと実感しました。
資格試験は、あくまで長距離走。
「今日はやらない。でも、また戻る」。
そんな柔軟さを持って、自分のペースで進んでいきましょう。
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