学び直しがうまくいく人には“ある共通点”があります。
学び直しが続く人と挫折する人。その差は才能や時間ではなく、「完璧を求めない割り切り力」と「小さな積み重ねを続けられる愚直さ」にあります。
通信制大学や資格取得は、学校のような強制力がなく、すべて自己管理。モチベーションを保てなければ、孤独感や焦りから挫折してしまうことも珍しくありません。
私自身、通信制大学や簿記の資格取得に取り組んだ経験がありますが、勉強を完璧に進めたいと思っていた当時は「全部やらないと意味がない」「覚えられない=ダメ」と自分を追い詰め、何度も手が止まりました。しかし、勉強法を“柔らかく”切り替えてからは、少しずつでも前に進めるようになりました。
この記事では、学び直しに向いている人・向いていない人の特徴を、実体験に基づいて解説します。「学び直したいけど自信がない…」という方の判断材料になれば嬉しいです。
学び直しって続かないそうと思っている人でも、考え方を変えるだけで続けやすくなることもあるにゃ。
【実体験】学び直しが向いていないと感じた瞬間
私が通信制大学に入学した当初は、やる気に満ちていました。「最短卒業」「評価はA判定」「レポートは毎週提出」など理想を浮かべていました。けれど、いざ始めてみると、想い描いたとおりに進まない状況と、孤独との戦いが始まります。
正直、何をやればいいのかもわからないし、せっかくレポートを提出するなら良いものを出したいと思っているうちに、何もせずに半年が経過。こんなことなら早く出せば…と後悔がありました。
「なんのためにやってるんだろう」「これって在籍している意味あるの?」と卑屈になることも多々。正直、モチベーションが続かず、自分には向いていないと思うことの方が多かったです。
半年経過…

完璧主義の人は、学び直しでつまずきやすい
私自身、かつては強い完璧主義者でした。
けれどこの「丁寧さ」が、逆にブレーキになり、モチベーションを維持することを難しくしていたのです。
でも、今では考えが180度変わりました。
本質的には「理解できるかどうか」「資格なら合格基準点を達成しているかどうか」がすべて。完璧を求めすぎると、逆にやる気を失ってしまうと痛感しました。
完璧主義をやめて得たもの
学び直しに向いている人の特徴は、ズバリ「割り切れる人」です。
完璧にこだわらないことで、「今日はできた」という成功体験が積み重なっていきます。「今日は1分しかできなかった」ではなく、「今日も1分できた」に変わった瞬間、学び直しは一気にラクになりました。
えっ!「1分だけでもOK」?
むしろ、毎日1分でも触れてる人の方が最終的に勝つんだよ。学び直しって、短距離走じゃなくて“持久走”だにゃ。
学び直しで得られたこと
正直に言うと、通信制大学や資格を取得しても、昇格に影響するわけでもなく、給与が上がったわけでもなく、転職が爆発的に有利になったわけでもありません。
でも、転職活動のときにこうした効果はありました。
お金や即効性を求める人には物足りないかもしれませんが、「他人からの信頼」や「選択肢の広がり」には確実につながります。私自身は現在のところ、大きな影響はありませんが、今後はどこかで大きく役に立つ機会があるのかもしれません…
やり抜く力とやめる勇気
ここまで読むと、「割り切りが大事」と思われるかもしれませんが、それでも最後に必要なのは”やり抜く力=気合”です。
結局、精神論か⋯と思った方もいるかもしれませんが、単に気合でやり抜くといことではありません。「本当に必要だ」「絶対に取得したい資格だ」と思えるものであれば、気合も必要ということです。
そのため、そう思えないものであれば、途中でやめることも考えても良いかもしれません。
「途中でやめるのは悪いこと」ではなく、「やるべきことが他にあるから辞めた」と言える自分でいられるかが大事なのです。
始めたからには絶対最後までやらなきゃって思ったけど…途中でやめてもいいの?
大事なのは”何のためにやってたか”。目的が変わったなら、やめるのも立派な選択だにゃ。
まとめ:学び直しが向いている人・向いていない人
学び直しは、やる気だけでは続きません。
時間・お金・体力のバランスが取れているか、孤独でも自分を管理できるか、そして「やらなきゃ」という義務感だけでなく「やりたい理由」が明確かどうかが大きな分かれ目です。
向いている人は…
向いていない人は…
学び直しは、目的が明確で、自分のペースで継続できる人に向いています。完璧を求めすぎず、「まずやってみる」姿勢が大切です。逆に、すぐに結果を求めたり、完璧にこだわって手が止まってしまう人は、長続きしにくいかもしれません。
自分の性格や環境を理解し、無理のない方法で続けることが、学び直しを成功させる鍵です。